髄膜炎について

インフルエンザ菌は小児の50%が保菌していると言われています。風邪をひいたりして喉や鼻などで炎症を起こした部分で、そこに細菌がいると増殖をします。免疫力が十分ではない乳幼児は細菌が髄膜に達して炎症を起こしてしまうことがあります。髄膜炎はウイルス性原因と細菌性原因のものがありますが、細菌性原因のものの方が重症度として高いようです。実際、インフルエンザ菌性髄膜炎は、その約5%が死亡、約25%に後遺症が残るという非常に予後の悪い感染症です。

細菌性髄膜炎の原因菌